愛するということ エーリッヒフロム
★★★★★
ドリームインキュベーターの堀紘一さんの著書にこの本が載っていて、絶賛していたのがこの本を読むきっかけになった。何度も読み込み、ついには英書版の方も読んだとか。
この本では「愛は技術」ということが述べられている。
まず、印象的だったのが「愛さないと愛されない。たいていの人間は自分が愛されるということばかりに目を向けているが、それは間違いである。資本主義社会同様、愛も等価交換であり愛さないことには愛されない。」ということ。
たしかに、日常生活ではいかに人に好かれようかばかり考えて「自分から愛する」という姿勢を忘れていることが多い。
また、著者は「自分自身を愛せない人間は他人も愛することができない。人間すべてを愛することができない人間はあなたを愛することができない。」とも述べている。
私にはこの趣旨が特に印象的だった。
まずは自分を愛し、そしてすべての人間を愛するように努力しなければいけない。